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ガソリンが高い。
電気代も上がる。
食品や日用品も値上がりする。
その背景には、「原油高」と「円安」という二つの大きな力があります。
日本は原油の多くを海外から輸入しています。しかも原油は主としてドルを基準に取引されるため、原油価格が上昇するだけでなく円安まで重なると、日本が円で支払う負担はさらに大きくなります。
そして、その影響はガソリンだけでは終わりません。
燃料費が上がれば物流費が上がる。
物流費が上がれば食品や日用品の価格にも影響する。
企業の製造コストが増えれば、さまざまな商品やサービスの値上げにつながる。
こうして原油高は、私たちの暮らし全体へ広がっていきます。
しかし、円安は日本にとって「悪いこと」だけなのでしょうか。
海外で大きな売上や利益を上げる日本企業にとっては、円安によって円換算の収益が増える場合があります。外国人旅行者にとって日本の商品やサービスが割安になれば、インバウンドにも追い風となります。
つまり円安には、
「負担が増える側」と
「利益を得る側」
の両方が存在します。
本書が問いかけるのは、ここです。
円安によって企業利益や税収が増える局面があるなら、その利益を日本国内へどう循環させるのか。
賃金へ。
国内設備投資へ。
研究開発へ。
中小企業や取引先へ。
そして、原油高や物価高によって大きな負担を受けている家計や物流へ。
原油高の負担を、家計だけに背負わせてよいのでしょうか。
本書では、原油価格と円相場の関係から、物流、コストプッシュ・インフレ、企業利益、税収、ガソリン対策、景気後退、そして円安を日本の国力へつなげる方法まで、身近な具体例を使いながら分かりやすく解説します。
原油高を、単なる「ガソリン価格の問題」で終わらせない。
円安を、単なる「悪者」にもしない。
利益と負担の両方を見ながら、日本の暮らしと経済をどう守るのか。
『原油高と日本の暮らし【2026年最新版】』は、物価高が続く時代に、私たちの生活と日本経済のつながりを考えるための一冊です。
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