映画『エターナル・サンシャイン』が残す「消せない記憶」 (映画で自分を読む[喪失編]) (Japanese Edition) Baixar grátis

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遥十某人 映画『エターナル・サンシャイン』が残す「消せない記憶」 (映画で自分を読む[喪失編]) (Japanese Edition) áudio-livro

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Descrição do livro

■ 忘れたい記憶を消せたなら、人は本当に楽になれるのか

冬の海。
青い髪の女性。輪郭を失っていく部屋と、棚から消える本。

『エターナル・サンシャイン』を観たあと、恋人との記憶を消すという設定の面白さだけでは片づかない感覚を抱かなかったでしょうか。

なぜ、苦しかった関係にも、失いたくない時間が含まれているのか。
なぜ、相手との記憶を消そうとすると、その人といた自分まで揺らいでしまうのか。
なぜ、切なさに惹かれながら、二人の関係に不安や違和感も覚えるのか。

本書は、作品のどこに惹かれ、どこで立ち止まったのか。その反応から自分の価値観を読み直す「鑑賞後ガイド」です。

■ 記憶を消すことは、過去の自分を消すことなのか

時間の順序を崩した構成、日常の風景が形を失う映像、記憶と現実の境界を曖昧にする演出。この映画には多くの解説があります。けれど、出来事の順番を整理するだけでは、鑑賞後に残る痛みや温かさまで説明しきれません。

幸福な出来事だけが、誰かとの関係をつくるのではありません。
気まずい沈黙も、理解できなかった言葉も、傷ついた時間も、その関係を生きた自分の一部になっています。

苦しい記憶を消せば、傷だけを手放せるのか。
それとも、その時間の中で生まれた感情や、自分自身の一部まで失ってしまうのか。

本書では、この問いを「消せない記憶」として読み解きます。

■ 名作の前で、自分の感想を黙らせない

映像には引き込まれた。けれど、二人の関係を美しい恋愛として受け入れてよいのか迷った。
ジョエルの孤独には共感した。けれど、クレメンタインを彼の視点だけで理解してよいのか気になった。
忘却によって楽になりたい気持ちは分かる。けれど、痛みを消すことが解決なのかは疑問に感じた。

その入り混じった反応こそ、自分の鑑賞軸を知る入口です。

■ 16タイプで読むと、同じ記憶が別の顔を見せる

本書は、「映画で自分を読む[喪失編]」シリーズの一冊です。

一つの映画を一冊かけてたどりながら、作品の主題と自分の鑑賞反応を、16タイプの価値観の違いから読み直します。

色や音から、失われていく記憶の痛みを受け取るのか。
記憶と人格の関係に、人間の存在をめぐる問いを見るのか。

相手を理想化する危うさに立ち止まるのか。
不完全な関係を選ぶ意味を考えるのか。

自分に近い読みから、なぜあの場面に動かされたのかを知る。
自分とは違う読みから、観たはずの映画を別の角度で見直す。

16タイプを通して、『エターナル・サンシャイン』を一つの恋愛解釈に閉じ込めず、16通りの読みから味わい直します。

■ このような方へ

・『エターナル・サンシャイン』を鑑賞後にもう一度深く味わいたい
・複雑な構成と映像表現が生む感覚を整理したい
・二人の関係を、美しい恋愛だけで終わらせたくない
・記憶を消すことと、過去を受け入れることの違いを考えたい
・自分とは異なる人が、同じ映画をどう受け止めるのか知りたい

■ 本書でたどる内容

・時間の順序を崩した物語と映像表現
・記憶、人格、恋愛をめぐる作品の問い
・名作という評価に預けず、自分の感覚を確かめる方法
・16タイプの価値観から見える共感と違和感
・解説のあとで、作品の風景を味わい直す視点

恋人との記憶を消す物語――。
その言葉だけでは片づかない感覚があるなら、映画館でパンフレットを開くように、冬の海、青い髪、形を失っていく部屋へ戻り、その場面で自分の何が動いたのかを、もう一度読んでみてください。

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Isbn 13 :9798190450040
Encadernação 映画『エターナル・サンシャイン』が残す「消せない記憶」 (映画で自分を読む[喪失編]) (Japanese Edition):Capa Comum
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